高山の秘境、奥飛騨温泉郷で、北アルプスの大自然を満喫するための最適な移動手段を教えます!

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷は、高山市よりバスで約1時間、松本よりバスで90分の場所にある、日本の自然や温泉を満喫できる秘境です。

5つの温泉地(平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高)が点在することで有名な場所で、部屋やお風呂から、目の前に北アルプスの山や森や川が広がる大自然を満喫できる場所でもあり、観光客にとって隠れた人気スポットです。

奥飛騨にあるおすすめスポットは、
新穂高エリアでは、標高2,156mの展望台から大パノラマが楽しめる新穂高ロープウェイ、雲を下に見下ろす風景は圧巻です。 また、北アルプスの雄大な風景が迫力満点の北アルプス大橋、橋の上を走り抜ける爽快感は最高。 絶景の写真スポットです。

平湯エリアでは、幅6メートルで、落差64メートルの平湯大滝は日本の滝百選にも選ばれています。 四季折々の風景の中で、マイナスイオンをたっぷり感じられるスポット。 そして、静寂の森の中でたたづんでいる樹齢約1000年の巨木、大ネズコの存在は圧巻です。

新平湯エリアでは、クマのエサやり体験や子ぐまとの記念撮影ができる奥飛騨クマ牧場

福地エリアでは、昔ばなしの里にあるレトロな空間の朝市。 レトロな空間で昔遊びの体験コーナーや懐かしい雑貨、新鮮野菜のお買い物やお土産などがそろっています。

そして、奥飛騨エリア周辺で、特に、とっておきのスポットが2つ!
上高地と乗鞍スカイライン(畳平)です。
どちらも中部山岳国立公園の中にあり、環境保護の為の規制が厳しいエリアです。 その為、車で入ることは出来ません。
そのため、訪れる方法は主に3つ、 1. 路線バス 2. 徒歩 3. 自転車です。

上高地は、日本屈指の山岳リゾートで、季節ごとお天気ごとに異なる山々を眺めることができます。 特に美しい川(梓川)と美しく迫力ある山々(穂高連峰)を眺めることが出来る河童橋周辺は世界中の自然を愛するツーリストに人気です。

乗鞍スカイラインは自転車で行ける日本最高地点の畳平までの山岳道路です。 北アルプスや白山(はくさん)国立公園の雄大な景色を眺めながら標高2,702mを目指すサイクリングはまるで鳥か飛行機になったような体験が出来ます。 その為、日本のサイクリスト憧れの山岳道路です。

ただ、2024年5月時点では、乗鞍スカイラインは崩落事故の影響で通行止めです。 早い復旧を期待したいです。

このように見どころが多い奥飛騨温泉郷ですが各スポットをどうやってまわろうと考えていますか?
あなたの重視するものはなんですか?
そこで、奥飛騨温泉郷での徒歩以外での移動手段として4つご紹介します。

1. レンタカーを借りてまわる

レンタカーは、荷物を持たず、大勢で、早く移動できるメリットがあります。

ただし、奥飛騨温泉郷には、レンタカーはありません。
レンタカーを利用したい場合は高山駅周辺か松本駅周辺で借りて、奥飛騨温泉郷まで運転して来る必要があります。 山駅からは車で約1時間、松本駅からだと、約1時間半かかります。 さらに松本からだと、有料道路を通過する必要があります。 最近は松本エリアでレンタカーを借りようとすると、満車の事が多々ありますので、早めの予約をお勧めいたします。

また、レンタカーの場合、松本から奥飛騨に来て、そこから高山や富山、金沢、名古屋へ行こうとしても、もとの場所(松本)に車を返却しないといけないので、東京などに戻らない方には不便かもしれません。

レンタカーを借りるには事前に国際免許証の準備が必要です。 ただし、その国際免許証でも借りれないレンタカー店もあるのでご注意ください。


2. 路線バスでまわる

フリーパスなどを上手に活用すると料金的には、一番安価に移動できる可能性があります。

しかしバス路線は限られる上に、運行本数も少ないです。
また、どこで降りたら一番近いのか、バス停から行けるのか、降りた後に、次のバスまで観光の時間はあるのか、などバス停の場所や路線バスの運行時間に大きく左右されてしまいます。 その為、バスを徒歩と組み合わせたスタイルの旅となります。

このプランは、時間に余裕があり、歩く事も楽しみたい方向けです。
また、綿密に計画を立てて置く事をおすすめいたします。
その為、自由度は低くなります。


3. 電動アシスト自転車(e-bike)を借りてまわる(レンタサイクル)

奥飛騨温泉郷の入口、平湯バスターミナルから徒歩2分の場所にある、Okuhida baseで電動アシスト自転車(e-bike)が借りられます。

電動アシスト自転車(e-bike)は、通常の自転車と違って、電動のアシストがあるので、アップダウンのある奥飛騨でも比較的、楽に移動ができます。
また、自転車なので、駐車の心配もなく、一番のメリットとして自由に動き回れます。

ここでレンタルすれば、7時から17時まで1日10時間乗り放題で、観光スポットのすぐ近くまで行くことができるのは魅力です。 また、連日でレンタル予約すれば、17時以降もご利用いただけ、 充電器も持って行けば、旅館やホテルに停めて充電することで、次の日もすぐ行動ができるのも魅力です。

デメリットとしては、天候に左右されることと、他の移動手段より体力がいる事です。 また、バッテリーの持ちによって、移動距離が制限されます。
ただし、奥飛騨温泉郷の大自然を、風を切って体感できるのは、まちがいなくお勧めです。
また、バッテリーが心配な方は、別途、予備バッテリーをレンタルしていくのもお勧めです。

ここでは、5台までレンタルできるので、奥飛騨温泉郷の魅力を肌で感じながら、家族やお友達と一緒にまわってみるのも良いと思います。 当日でも、空きがあればお昼の12:59までWEB予約をすることが可能です。 無人店舗なので、予約サイトから申し込みましょう。


4. 電動キックボードを利用してまわる

電動キックボードは、キックボードにモーターとバッテリーを搭載してます。 電動なので楽に移動ができます。
CO2は排出しないのでエコロジーで環境にも優しい乗り物です。

この電動キックボードもOkuhida baseでレンタルすることが可能です。 こちらはLUUPという専用アプリをダウンロードすることにより利用可能になります。

この電動キックボードは、運転免許証は不要で16歳以上なら誰でも利用可能です。
また、この平湯以外に福地エリアにもポート(OKuhida Babnbakan)があり、相互で乗り捨てが可能なので、平湯から福地の間の移動手段としても利用できます。

自転車より速度は遅いですが、ゆっくりと楽に移動したい方や、短時間だけ、少しの距離を移動したい場合に最適な乗り物です。

デメリットとしては、パワーが小さいので、登坂は更にゆっくりになります。
長時間の利用だとバッテリーが切れる可能性があります。 また、E-BIKEと同じく、悪天候時の乗車はひかえたほうがいいです。

いつでも充電出来るように、充電用コンセントが入った袋を車体に搭載ているので、バッテリーが少なくなってきたら、充電しましょう。

この電動キックボードは、自由度は高く、短時間での利用もできるので、近場などでの移動に便利なので、奥飛騨にお越しの際は事前にアプリをダウンロードしておくことをお勧めします。


ここまで、4つの移動手段をご案内しましたが、
一番のお勧めは、電動アシスト自転車(e-bike)でまわることです。

おひとりで、家族や友人と、自由に奥飛騨の大自然を体感できるのはこれが一番です。 ぜひ奥飛騨をe-bikeで自分のものにしましょう!